また暴挙をはたらいた! TAJIRIがグリーンミストで菅林社長を病院送り/「G1 CLIMAX 2009 ファンミーティング in ラクーア」
8月1日、東京ドームシティ・ラクーアにて「フィールズ Presents G1 CLIMAX 2009 ファンミーティング in ラクーア」と題されたファンイベントが開催された。
イベントスタート直後、菅林直樹社長にこのイベントへの来場を呼びかけられたTAJIRI選手(ハッスル)がイベントステージに出現。「ミスト攻撃(グリーンミスト)は一切認めない。(『G1』では)正々堂々と闘ってほしい」と菅林社長に言われると、「ハイ」と素直に返答し、「新日本が持つルールに沿った形で試合をする」に同意して調印書にサインを入れた。
菅林社長との握手にも応じたTAJIRI選手。「G1」でのクリーンファイトを誓ったかに見えたが、その直後に菅林社長の顔面へグリーンミストを噴射。してやったりの表情で退散していき、酷いダメージを負った菅林社長は、スタッフによってステージから下げられ、病院へ直行した。
TAJIRI選手の暴挙で幕を開けたこのイベントの第1部は公開記者会見。「G1」出場選手(棚橋弘至選手、天山広吉選手、永田裕志選手、中西学選手、後藤洋央紀選手、真壁刀義選手)、そしてスペシャルゲストとして“元祖・夏男”蝶野正洋選手、山本小鉄氏が登場。永田選手は、ステージに姿を見せた際に腰ふりからの敬礼ポーズを見せ、昨日の“フラフープ”特訓の成果(?)を集まった500名のファンに披露していた。
まず、蝶野選手がファンに挨拶をすると、出場選手たちがそれぞれ「G1」へ向けての意気込みを述べた。
中西「皆さん、暑い中、お疲れ様です。『G1』ではもっともっと熱い闘いをしますので、体調を整えて来て下さい。世代闘争ということで、同じブロックに(新世代の)後藤と中邑(真輔)がいます。そして、同世代の永田、天山もいます。この(2つの)世代でガンガンやって濃い夏を見せますので、よろしくお願いします」
永田「『G1』を前に、ハッキリ言って溜まっています。『G1』で思いっきり吐き出します」
天山「暑い夏、『G1』の季節が来ます。『G1』と言えば天山広吉。夏男として今年は一気に優勝を狙いますので、よろしくお願いします」
真壁「(ファンに向かって)よーしっ! テメェら、元気にしてっか? 『元気か?』っつってんだよ!(大歓声が起きると)分かってりゃいいんだよ(ニヤリ)。オイ、いいか。一昨年は決勝トーナメント、去年は決勝戦で負けてんだよ。今年はよぉ、是が非でも取ってやるからょ、テメェら期待してとけ。それだけだよ(と言ってマイクを床に投げ捨てる)」
後藤「昨年の『G1』からあっという間の1年でした。目指すは連覇。そして、真の夏男になりたいと思います」
棚橋「プロレス界“100年に1人の逸材”棚橋弘至です。不思議なもので、IWGPヘビー級チャンピオンが『G1』で優勝できないというジンクスがあります。けど、俺が光よりも速く成長して、『G1』で優勝して新しいジンクスを作りたいと思います。頑張ります」
第2部は、棚橋選手&後藤選手によるスペシャルトークショー。尾崎仁彦リングアナウンサーを交えてトークは展開され、後藤選手の天然ぶり(?)が随所に垣間見られた。
※トークの模様を一部抜粋
尾崎「『G1』に向けて特訓をしましたよね?」
後藤「(空手特訓で)無心で板(巻藁)に拳を突き立ててきました」
棚橋「(スクリーンに映し出された空手特訓の写真を見て)おお、凄いね。荒武者だから胴着が似合う」
尾崎「棚橋選手もこういうことにチャレンジしますか?」
棚橋「僕はもう終わりました。ウルトラマンのイベントで怪獣と対決しましたから。怪獣に勝ったんだから、人間が相手なら余裕ですよ(笑)。全勝優勝しかないですよ」
尾崎「後藤選手は去年、荒武者らしいことをしましたよね」
後藤「多摩川特訓。それは優勝に繋がっていますからね。優勝してから、多摩川の神様にお礼を言いました」
尾崎「そんなことを言ったら、このあと多摩川に選手が殺到するんじゃないですか?」
棚橋「帰ってからすぐ行きます(笑)」
尾崎「マークしている選手はいますか?」
棚橋「田中(将斗)選手との闘いはスゲェ楽しみですね。あと、毒霧をかけてきたTAJIRI選手には、社長の分を含めて借りを返さないといけないですね。で、マークしているのは、今のトークとは関係なく、真壁選手です。勢いがありますからね」
後藤「初戦の中邑戦は重要になってくる。あとは、杉浦(貴)。借りを返さないといけない。そして、一番気をつけないといけないのは飯塚高史。彼が(ヒールに)変わってからシングルでやるのは初めてなので」
棚橋「(Bブロックで注目しているのは)やっぱり後藤が要注意です」
後藤「(Aブロックは)やっぱりチャンピオンじゃないですか」
棚橋「ありがとう。お互いに褒めあっちゃったね(観客爆笑)。まぁお互いにエール交換ということで」
尾崎「『G1』終了後、この夏にしたいことは?」
棚橋「僕は海に行きたいです」
尾崎「優勝したら、優勝賞金を持って海水浴へ行くと」
棚橋「タンス預金します(笑)」
後藤「この夏は、夏らしいことをしたいですね」
棚橋「いや、それを聞いてるんだよ(観客爆笑)」
後藤「去年はプールへ行ったんですよ、としまえんに。引退した安沢(明也)たちと」
棚橋「言っちゃったよ。としまえんへ行ったら、後藤洋央紀に会えるよ(笑)」
尾崎「優勝賞金でご招待?」
後藤「いえ、自腹で(観客爆笑)」
棚橋「カタいな〜(笑)」
後藤「あと、花火を作りたいですね(観客爆笑)」
棚橋「作っちゃう(笑)」
後藤「自分らしい花火を考えたいと思います(笑)」
第3部は、蝶野選手によるスペシャルトークショー。この中で蝶野選手は、尾崎リングアナに「G1」の優勝予想を尋ねられると、「毎年ハズしているので、あんまりあてにならないですけど(笑)」とファンの笑いを誘いつつも、前年度覇者の後藤と予想。
「俺が『G1』の第1大会と第2大会で優勝したとき、両方ともノーマークだった。後藤選手の去年の優勝もノーマークだったし、今年はチャンピオンの棚橋選手とか、前チャンピオンの中西選手をマークしている選手が多いと思うから、後藤選手はノーマークに近いかなと。可能性は高いですよ」とその理由を語っていた。
その後、このイベントに参加した選手たちがステージに勢揃いし、大会チケットもしくはグッズ3,000円以上を購入した限定100名を対象にスペシャルサイン会を行なった。選手たちは、ファン1人1人と握手をかわし、寄せ書きサイン色紙をプレゼント。
最後は、棚橋選手が「皆さん、暑い中、最後までありがとうございました。全選手、全力でG1 CLIMAXを盛り上げていきますので、ファンの皆さんも盛り上がって下さい。最後に一言。会場の皆さん、愛してま〜す!」と締めくくり、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。