NO LIMITの“反則対策”は、なんと星野勘太郎!/12月7日大阪大会 IWGP Jr.タッグ調印式
11月17日、新日本プロレス本社にてIWGP Jr.タッグ選手権試合(12月7日大阪大会)の調印式が行なわれ、菅林直樹社長の立ち会いのもと、王者組のNO LIMIT(裕次郎選手、内藤哲也選手)、挑戦者組の邪道選手、外道選手が出席した。
G1 TAG LEAGUEでの活躍(NO LIMITにリーグ戦で勝利、最後まで決勝トーナメント進出争いに加わった)が評価され、同タイトルへの挑戦が決定した邪道選手、外道選手。その2人が意気込みを語り終えると、王者組の裕次郎選手は挑戦者組へ向けて“ある秘密兵器”を投入した——。
邪道「マスコミもファンも分かっていると思うけど、このIWGP Jr.タッグは俺らのベルトだから。“レスリングゴッド”の力を見せてやるよ」
外道「リーグ戦でまず軽く(倒して)、最後の後楽園でもう1回返り討ちにした。コイツら、まだ青いからね。初防衛戦で俺らが来た事で、初防衛も幻に消えたよ。まぁとにかく、ケツが青いからね。プロレスを教えてやるよ」
邪道「チャンピオンなんて顔じゃないって事」
外道「タッグマッチを教えてやるよ」
裕次郎「反則さえ気をつければ、俺達が勝てるから。今回、反則の防衛策を考えてきたんで、ちょっと(と言い、会見場から一時退席。星野勘太郎氏を伴って再び会見場へ)。今回、星野勘太郎さんにセコンドについてもらって、反則をしっかり取り締まってもらおうかなと思っています」
星野「オイ、邪道、外道! 反則をしたら即退場させるから。レフェリーに背を向けて反則をやったって、俺はちゃんと見てるからな。分かったな?」
外道「俺らと事構える気マンマンだな。この前もふざけた事ぬかしやがってこの野郎!」
星野「ここでやるか?」
邪道「ジジイは引っ込んでろ!」
星野「(立ち上がって)2人まとめてやってやろうか、この野郎!(NO LIMIT、菅林社長に制止されながら)俺の目の黒いうちは反則はやらせないからな」
外道「反則なんてしねぇよ。いらねぇよ」
星野「ビッシビシ取り締まるからな! 分かったな!!(と叫び、会見場を後にした)」
その後、両チームが調印書にサインをいれ、フォトセッションに入ると、星野氏が再び会見場へ乱入。我を忘れてヒートアップし、邪道選手、外道選手に襲い掛かろうとした星野氏を、NO LIMITは必死に制止した。
そんな中、外道選手は「シルバーシート用意しておいてやるよ、リングサイドに。“星野専用”って書いておくからよ!」と、星野氏を完全に高齢者扱い。プロレス界の大先輩に無礼極まりない発言を連発し、邪道選手と共に会見場から逃げるように立ち去った。
星野氏と言えば、IWGPヘビー級選手権試合「武藤敬司vs真壁刀義」(9月21日神戸大会)にて、外道選手に“鉄拳制裁”を加え、試合への介入を阻止した実績がある。
星野氏は、「俺、(反則を)見てるから」と、反則行為を徹底的に取り締まる事をNO LIMITに誓った。NO LIMITにとって、強力な援軍となるに違いない。
なお、会見中に発言の無かった内藤選手を調印式終了後に直撃。内藤選手は、「ワールドクラスのタッグ? 神の手を持つタッグ? それは過去の話。現にベルトを持っているのは、俺らNO LIMITだから。気をつけるのは凶器。けど、星野さんがいるから問題無い。という事は、初防衛も間違いない。時計の針を戻させない為にも、大阪大会では必ず防衛します」とコメント。
また、「そして、その先の東京ドーム。俺らNO LIMITが、チャンピオンとして必ず出る」と語り、初防衛戦の先に“東京ドーム大会初出場”の野望を見据えていた。
12月7日(日)
大阪・大阪府立体育会館
16:00試合開始